中古車のチューニングカー（２）

中古車のチューニングカー（１） の続きです。

ブーストアップ、コンピューター、エンジンの一部など、この辺のチューニングをしてある中古車だと、リスクは増してきます。

例えば、ブースとはいくつまで上げて走っていたとか、コンピューターは交換したのか、ロムを書き換えたのか、エンジンの中にハイカムを入れていたとして、どこのどのタイプを入れたのか・・・。 などなど、いろいろ厄介で、心配な問題が出てきます。

異常なブースト圧で走行していた車は、ノーマルに比べて、エンジン、タービンに負担をかけているのは当然で、後々の寿命に心配があります。

コンピューターは、何かのトラブルがあったときに、ディーラーで診断てもらえば、ある程度異常のある場所を特定することが出来るのですが、コンピューターが変わっていると、ディーラーでは対応できない場合もあり、どこのコンピューターか、どこで書き換えたかわからないと、かなり厄介なことになります。

エンジン内は、見えません・・・。

内容不明では、ちょっとしたことも対応できないかもしれませんし、何が入っているのかわからないと、運転自体も危うくなります。

この辺のレベルのチューニングになると、「ライトチューンの領域」とは言え、結構心配事が多くあるのも事実です。

フルチューン系の中古車とは、タービン交換や、エンジン下ろして・・・など、とにかく、コテコテ、カリカリに、改造してあるものです。

フルチューン＝短命の図式は、今はあまりないと思いますが、内容がわからないと最悪、扱い方わからないと超最悪です。

内容がわからないと、ちょっとした消耗部品ですらどれつかって良いのかわかりません。 扱い方わからないと、ひどいときにはエンジンブローなんてことも・・・。

つぼにはまると、メチャクチャお得なのがフルチューンの中古車ですが、何もわからないと、リスクの塊になってしまいます。

チューニングに使うパーツ、工賃それらを考えれば、殆どのフルチューン系中古車は、お得な計算になるフルチューン系中古車。 でも、素性はしっかりしていた方が絶対良いです

チューニングしてある、中古車の全般に言えることですが、購入するときに、予算に少し余裕を持って購入するようにした方が良いです。 購入してすぐに、あれがダメ、これがダメ、普通にあることです。 メーカーの純正部品でも、壊れるのですから、社外の部品はなおさらです。

さらに、パワー、トルクとアップしている車は、ノーマルの状態に比べて、あちこち負担が掛かっていますからね。 消耗品だって、早く交換時期来るし、その部品も高かったり・・・。 タイヤひとつ考えてもそうでしょ？！

中古車購入してすぐに、お金が掛かっても困らないように、予算には余裕を持っておいてください。

最後に、どこで中古車のチューニングカーを購入するのが一番良いか？

どこでと言うよりも、その車のことが全てわかる状態で購入するのが一番です。 理想的だと思えるのは、チューニングしたショップが薦めてくれる車。

その車を改造してくれた、チューニングショップが薦めてくれる車なら、何かあれば、そのチューニングショップに行けば内容もチューニングの方向もわかりますからね、結構安心です。

ショップ紹介の個人売買にせよ、ショップの売っている中古車にせよ、内容がわかっているものが一番でしょう。

チューニングカーって、かっこ良いし、乗るとすさまじかったりして

「すっごく、気持ち良いし、おもしろいです！」

オーナーになってもらえば、その気持ちわかると思いますけどね。 と言うより、車好きなら体験して欲しいんですけど・・・・

自分で一から改造すると思うと、ターボ車もＮＡ車も、フルチューンで、たぶん三桁超えてしまいます・・・。

そんな意味でも、お得なチューニングカーあれば、お勧めなのですが・・・。

くどいようですが、中古車のチューニングカーのリスクも十分考慮しておいてくださいね。

スピードの出しすぎ、注意ですよ！