デントリペア板金塗装の違いを、それぞれのメリットを生かすため、比較して考えてみよう!

デントリペアと板金塗装の違い

デントリペアとは?で、簡単にデントリペアの説明をしましたが、 板金塗装とデントリペアの違いが、わかり難いかもしれないので、簡単に鈑金塗装との比較をしておきます。

対応できる凹みの大きさ

デントリペアは、基本的に5cm〜10cm位までです。 状況により、それ以上の凹みも修理可能な場合があります。 でも、デントリペアで対応できる凹みの大きさは、基本的には小さい凹み(エクボ)です。

板金塗装で修理できる凹みの大きさは、簡単に言えば大きさ不問、無限です。 修理できないくらい壊れてしまっていれば、交換だって出来ます。 ドアだけの修理など、パネル1枚と考えれば、出来ない修理はないでしょう。

キズのある凹み

デントリペアは、基本的にキズがあると作業できません。 理由は、塗装面に光を当てて、その変化を見て作業してますので、キズがあると、その変化が見えなくて、作業がし難い、もしくは出来ないようです。 また、裏から押し出すので、その傷から亀裂が走ってしまう可能性もあります。 ただし、「小さなキズ」石ハネのようなキズであれば、修理は出来ます。 塗装しないので、あたりまえなのですが、キズは残りますので、そのままにしておくか、タッチアップなどをします。

板金塗装は、傷もキレイに直ってしまいます。 板金した後は、必ず塗装の作業が必要ですので、キズも当然なくなります。 逆に言えば、キズがなくても塗装が必要なのです。 と言うことで、運がよければ、同じパネル内のキズもキレイになくなります。

修理可能な凹みの場所

デントリペアは、凹みのできてる場所によっては修理できません。 ドアの端の方や、ピラー部分など、道具が入らない場所や引っ張っても硬くて出てこない場所などは、修理できません。 出来る出来ないは、車種などにより違いますので、デントリペアの作業者の確認が必要です。 また、バンパーなどの非金属部分も作業は出来ません。 デントリペア可能な素材は、鉄やアルミと言った金属素材です。 バンパーなどのプラスチック素材は、デントリペアで修理きません。

板金塗装は、対応できる凹みの大きさと同じで、作業できる凹みの箇所も不問です。 大きさ、場所などに関係なく、修理、交換などで車を直すことが出来ます。

凹みの修理にかかる時間

デントリペアは、基本的に短時間で修理が終わります。 1cm程度のものなら、ほとんどが1時間前後、5cm程度の多少大きいものでも、1日はかからないでしょう。 凹みの大きさや、状況によって作業時間は変わりますが、その日のうちに、作業が終わると思っていて大丈夫だと思います。

板金塗装の場合は、早くても2、3日はかかると思います。 今流行の、軽補修と言うものがありますので、それを除いてになります。 通常は、板金して下地処理して1日、次の日に塗装、その日のうちにミガキ作業をして納車するか、次の日にミガキ作業をして納車します。 ちなみに、小さい凹みを修理した場合の話で、修理箇所の範囲や、部品の有無で作業日数は変わります。 「ちょっとこすって、フェンダーとドア修理」これで通常は、作業日数1週間位だと思います。

修理費用

例えばドアに2cm程度の凹みがあり、これを修理した場合。

 デントリペアでは、15,000円前後
 板金塗装では、35,000円〜50,000円前後

こんな感じになるでしょう。

デントリペアが容易に出来るところでは、金額は断然デントリペアの方が安くなります。 しかし、デントリペアできない場所、対応できない凹みなどは、当然板金塗装が必要です。

デントリペアと板金塗装の比較、まとめ

大まかな部分を比較すると、こんな感じです。

ただし、デントリペアで修理可能なのか? 鈑金塗装した方が無難なのか? などは、 私たちには判断が難しいのも事実なので、凹みにキズがなければ、多少大きくても、デントリペア屋さんに一番最初に見積りしてもらうのが良いでしょう。

ちゃんとしたデントリペア屋さんなら、出来る出来ないの判断をして、板金塗装をすすめるなど、何らかの説明をしてくれると思います。

もし、デントリペアでの修理が無理と判断されたら、板金塗装屋さん(またはディーラーなど)に相談して、修理方法を検討しましょう。

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