デントリペアとは、塗装せずに車の凹みを修理する技術です。

デントリペアとは?

デントリペアとは、板金塗装せずに車の凹みを修理する、金属部分に出来た車の凹みの修理方法です。

車の凹みを修理する、デントリペア!

自動車のボディを修理するのに、デントリペアと言う修理方法をご存知でしょうか? デントリペアとは、板金塗装しないで、自動車のドアやフェンダーなど、金属部分に出来た小さな凹みを修理する方法です。

正式名称を、「ペイントレスデントリペア」と言い、塗装の作業をまったくしません。

本当かどうかはわかりませんが、もともとは、ヨーロッパで生まれた技術で、雹害の多い、アメリカで広まり、育った技術だそうです。 なので、デントリペアの本場は、車社会の先進国「アメリカ」です。

実際の作業としては、ドアとガラスの隙間や、小さな穴などから、鉄の棒のようなものを、凹みの裏側に入れて押し出します。 裏側からその鉄の棒を使って凹みを押し出すときは、「てこの原理」を利用します。 小さな力で凹みを裏から押し出しているのです。

ちなみに、押し出すと言っても、何の訓練もしていない人が、いきなりできる芸当ではありませんので、ドライバーなどを使って自分でやろうなんて考えるのはやめましょう。 見ていると簡単そうに見えるんですけどね〜。 でも、後々絶対に後悔しますよ! 凹みをいたずらして崩してしまうと、料金が高くなったり、修理不可能になったりするみたいですから・・・。

デントリペアのメリットは、もし自動車のボディが凹んでも、塗装作業をしないで修理できますから、金額が板金塗装よりも安く抑えられるとか、作業時間が短くてすむとか、いくつかあります。 それなら、全ての凹みをデントリペアで修理した方が良い。 と思いがちですが、そう言うわけには行きません。 全ての凹みが、デントリペアで修理できるわけではありません。

デントリペアで修理できる凹みの条件

デントリペアで修理できる条件を、いくつか紹介します。

    ◆凹みの大きさが、5cm程度まで
    ◆凹みに傷がない
    ◆凹んでいるパネルの裏に道具が入る

などが、条件になります。

条件を考えると、通常「エクボ」と言われるような小さな凹みが、デントリペアで修理する凹みの対象となるみたいですね。 ただし上の例は基本的なお話で、いくつか例外があります。

凹みの状況によっては、5cmを遥かに上回る凹みでも修理可能であったり。 完全修復が難しくても、板金塗装よりも安く、目立たなく出来たり。 石ハネなどで出来た凹みの場合は、傷の部分をタッチアップして、凹みをデントリペアで修理したり。 裏に道具が入らなくても、表から樹脂のようなものを、くっつけて、ひっぱり出したり。

いろいろとデントリペア自体の技術も進み、その技術者も増えているので、適用範囲は広がっているみたいです。

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